「集客=売上アップにはならない」というペルソナストーリー。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

集客の方法を知りたい
また、集客が増える=売上が上がる
と単純な図式だと誤解されてる方は多い。

実際Webに携わってる人なら説明を省いても「なんとなく理解してくれる」のでいいかもしれませんが。

「集客≠売上アップ」という図式をもう少し噛み砕いてみましょう。
ストーリーペルソナ的なもので。

街角にある八百屋さんがありました。

八百屋さんは決して繁盛しているわけではありませんでしたが、家族が食べれるだけの生活は稼いでいました。
けれどご主人はそれで納得していませんでした。

「きっと人が少ないから売上が上がらないんだ!」

そう思ったご主人は、新聞の折り込みチラシを依頼しました。
広告のタイトルには
「大安売り!」
「街の隠れた名店!」
「毎日新鮮!」
と大きく打ち出しました。

折込チラシを出した結果

翌日、普段の10倍以上の人がやってきました。
なんと、最初からご主人は集客に成功したのです。
わくわくしながら一日の売上を勘定していきます。
そして「おや?」と思うことが。
確かに売上は3倍に増えていました。
忙しさもいつもより3倍以上だった気がします。
それでも売上アップは見込めたので翌日も期待して床に就きます。

翌日、同じように売上を勘定していると、
売上は1.5倍にまで下がっていました。
その翌日はというと、なんと売上は普段の0.8倍にまで落ち込んでいたのです!
これではチラシを出した採算が合いません。
さらには日に日に売上が下がっているのですから、死活問題になります。
ご主人はチラシ屋さんに怒鳴りこみました。

「どうしてこんなに金掛けたのに売上が下がってるんだ!!」

チラシ屋さんは顔を横に振ります。

「落ち着いて下さい、ご主人。
私共の仕事はあくまで『ご主人のお店を紹介する』ことです。
チラシを出した日はちゃんと人が来られたでしょう?
集客後のサービスについては、私共は関与することができません」

それを聞いたご主人は顔を真っ赤にして

「うちの野菜が悪いってのか!」

チラシ屋さんはまた顔を横に振って

「それではこうしましょう。
新聞の折込チラシをもう一部出します。
商品紹介とは別枠でアンケートハガキの枠を作っておきましょう。
アンケートにお応えいただいた方に、編集部から商品券500円を進呈します。アンケートの内容は……そうですね。
1.野菜を買ったかどうか(買った人には値段や品質は満足か)
2.また買いに来たいか
3.お店のサービスはどうだったか
の3つにしておきます。結果が出ましたらまとめてお伝え致しますね」

言われたとおり、ご主人はチラシを出しました。
今度は平時の2倍のお客さんがやってきました。
売上も2倍。
ところが、日が経つにつれ、お客さんの足も次第に遠のいていき、伴って売上も減っていきます。
どういうことだ!とまたチラシ屋さんに怒鳴り込みました。
待っていましたよ。とチラシ屋さん。

「ちょうど結果が出たところです。見て下さい」

アンケート結果

1.野菜を買ったかどうか

80%

2.また買いに来たいかどうか

30%

3.お店のサービスはどうだったか

怖い
威圧的
地元の頑固親父っぽくていい
言うわりにあまり野菜がよくない
おつりを間違える
人がたくさんいて忙しかったからか、なんか対応が雑だった

結果をみて愕然とするご主人。

「悪口しか書いてないじゃないか!」
「でも、届いたアンケートはこれで全部ですよ」

「そして買った人に対してのアンケートもこちら」

4.値段や品質はどうか

・近所のスーパーより高い
・スーパーで売ってるのよりなんかヒョロい
・おいしくなさそう
・ドロたくさんついてる

普段はサービスを疎かにしない八百屋のご主人。
近所でもサービス精神旺盛なことで有名でした。
ところが、アンケートの結果は散々たるものでした。

確かに来る人が増えれば、自然と売上も上がるかもしれません。
ですが、彼らが「また来るか」というのは、集客とは別の話です。

で、何があかんかったんや

「忙しくなった」からといって、対応を疎かにすると人はそれをよく見ています
今回の件も、売上ばかりを気にして普段のサービスができなくなった点が考えられます。
リアルでは、クライアントは滅多なことではお客さんの満足するサービスが提供できてないことを言いませんし、気づかない場合も多いです。
アンケートを取るように、実際に現場を見てみないことには分かりませんけどね。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

(AD)

コメントを残す

*