本日のNHK取材について

■NHKおはよう日本の取材

本日昼頃、東京のNHKのディレクターさんより取材を受けました。
まず最初に、この取材はすぐに記事になるとか番組になるとかいうものではありません。
もちろん番組なったりなにかに使われたりする際には連絡をくれるという確認はいただきました。

■取材を受けるにあたって

・千葉県野田市で1月24日、小学校4年生の栗原心愛さんが虐待死した事件
・東京・目黒の船戸結愛ちゃん5才の虐待死した事件
・それと1月に発売されたAERAの毒親アートフェスに関する記事を読んで、こちらに取材にこられたとのことでした。
記者さんはもともと福岡におられ、そこでも虐待についての取材は行っていたとのこと。
そのなかで毒親を相手に子供の弁護をした経歴を持つ方の名前もお聞きしました。

久保健二 弁護士

■どうしてこのような活動を続けているのか

毎回聞かれる質問ではありますが、
様々な要因があって、結果的に今こんな活動をしているに過ぎません。

要因を一つ一つあげてみる

・自身が被虐待者であること(身体的が多め)
・2017年の「日本一醜い親への手紙~そんな親なら捨てちゃえば」の出版に応援する形で関わったこと
・2017年に今一生さんを呼んで名古屋で講演会を開いたこと
またその中で色々な当事者さんたちと関わりを持ったこと
・2018年に毒親アートフェスを開催したこと
・自分も漠然となにか、やりたいと思ってたこと
・日本そのものは好きなので、日本から虐待はなくなってほしいと思うきもちもあること
などなど、一言では表しきれません。

その中で自分にできること、がたまたまこの企画だったというだけでした。
いつも自己出資であること(赤字始まり)もお伝えしてたりします。

NHKの展示コーナーとかでアートフェス巡回展やっていただけたらいいなーとちらっとお話したりもしましたが、望みは薄そうです(笑)

■今年放送された改ざんについての件も聞いてみた

少し前に一部サバイバー界隈で話がでてましたね、こちらの方の件を聞いてみました。
https://www.miyakokara.com/entry/2019/02/01/112044

・放送に関わる人間として真摯に受け止めなければならないこと
・自分(記者さん)の考えとしてはサバイバーがどうやって今生きているのか、悩みと向き合っているのかということをなにか形にしたい

とのことでした。
分かってはいましたが、取材者と制作者とで考えが共有できてないのもあるのでしょう。
一応、こちらの意図しない使われ方をした場合はもう協力しませんと伝えておきました。

■どこの家にも虐待の種は潜んでいる

福岡で取材していたことも含め、自身の境遇もお話いただくなかで
自身ももしかしたら虐待だったのではと悩みもやもやされている様子も見受けられました。

先の野田市、目黒の虐待死も「しつけ」と称して行われたもの。
私も「しつけ」という名目で、うずくまっている自分を一方的に蹴りつけられていました。
酔っ払って激情に任せて行う暴力が「しつけ」なら、
あなたはいったい誰に「そんなふうにシツケられた」のでしょうね。

少し愚痴が入ってしまいましたが、
今回の記者さんは真剣に私の話を聞き、真摯に問題に向き合っているような印象を受けました。

今回の取材がどのような形で使われるか、
また最初にあるとおり使われない可能性もありますが、
色々と経過を見守りたいと思います。


2019年 毒親アートフェス 募集要項

https://dokufes.com/art-fes/


3月末まで 2018年度アートフェス物販

https://asairo.base.ec/
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2019.03.27(水)